日常生活での注意事項
◆着るもののこと
◆一にも二にもお肌を清潔にすることを先ず心がけてください。重複しますが肌着は頻繁に取り替えてください汗で濡れたりした肌着は洗濯機へ。
◆皮診がでているときは通気性の良い薄手の肌着を着て、そのうえに通常の肌着を重ね着して肌への刺激をやわらげてください。
◆アウター、インナーを問わず着るものに充分に気を使ってください。風合いが柔らかいことはもちろんですが、通気性、吸湿性、保温性などを吟味し縫い目や染色などを厳しくチェックしてください。
◆「化繊」が悪玉で自然素材が「善玉」とはいちがいに云えません。アトピーに方の間では「綿神話」が定着していますが、「綿花」から「綿」に仕上がるまでには何度も漂白を重ねています。また化学薬品を使わなければ糸につむいだり織ったり編んだり染めたりはできません。
◆見落とされがちなのが繊維屑の飛散、フラノやコーデュロイの風合いは素敵ですが繊維どうしが擦れあって微細な繊維屑ができ、これが飛散し吸引アレルゲンとなります。
◆化繊が嫌われるのは静電気が発生し、脱ぐときに皮膚を刺激して痛さ痒さが誘発されるからです。静電気の問題が解決できれば化繊も悪くはありません。
◆パジャマは毛ぼこりの出ない繊維のものを選んでください。また吸湿性のいいもの、手首足首、腰周りなどの締め付け感がきつくないことも大切です。
◆伸縮部分にはひもゴムよりも板ゴムをつかったものを。またエラスティック性のある伸縮素材などを選んでください。
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資料提供 日本アトピー協会