アトピーづきあい10カ条 | ||||||||||
◆アトピービジネスを見破る10カ条 | ||||||||||
命にかかわることが少ないだけにアトピーの方を対象とした悪質な「アトピービジネス」があとを絶ちません。協会ではアトピービジネスを次のように定義づけております。 「アトピー性皮膚炎が治るというコトバのもとに、無益な商品あるいは医学会で認められていない治療法を、囲い込みや義理人情で縛り付けて、購入あるいは受診を強要するもの」 |
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「引っかからない」ように身を守ってください。 |
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第一条 説明会場が豪華なホテルだったり、店舗が必要以上に華美でオシャレ過ぎる場合、また参加者の割りに「係員」が多すぎる場合は一刻も早くその場を立ち去ってください 第二条 医療機関や製薬会社でなく一般の企業が「アトピー○○治療研究会」といった名称を使っている場合は先ず疑ってかかって間違いありません 第三条 「好転反応」「体内の毒素を出す」「体質を変えなければ…」というようなコトバを多用するときはとても怪しげです 第四条 患者団体が新聞雑誌に広告を出す必要はまったくありません。患者団体に似せた業者がたくさんありますご注意ください 第五条 「あなたがけにそっと教えます、誰にも言わないで…」というコトバは他者との情報の交換を遮断し、あなたを孤立させる業者の手口です。またとても親切に「カウンセラーと称する女性」が対応するのは「モノを売り付け」れば手数料がもらえるから。電話口で「もらい泣き」する演技も欲と二人連れだから 第六条 特定療法や特定の商品を「名誉教授」という定年退官された医師が賛美する図書は業者の「広告宣伝物」の延長と考えてください。図書はパンフレットを作るより安い価格で出版できます。また「私はこうしてアトピーを治した」という体験談は医学的な裏づけがない作文と考えてください 第七条 医師の推薦もいい加減なものがあり、名誉医学博士や予防医学博士という実在しない名称や、調べようのない外国の地方大学の肩書きを使うなどはとても怪しげです。さらに「医学会で発表」といっても「評価」されたわけではありません。学会定期大会は一定の条件を充たしている論文を「発表する場」であって「評価する場」ではありません 第八条 特定医師や業者の悪口や批判にもっともらしく相槌を打ったりしながら「でも私たちは違いますよ」と自己を擁護する場合も疑ってかかってください。また医師は学会以外で他人の療法を問題にすることはありません。まして患者さんの前での中傷誹謗は分別ある医師はしてはいけない事。他の医師の療法に関して患者さんからの質問に困惑しながら片頬を緩めて「冷笑」するのが抵抗のしるし 第九条 インターネット上の表現を額面どおりに受け取ってはいけません。ホームページで商品を売っていても「会社」が実在しないこともあり、トラブルがあった場合は責任の所在があいまいです。まして「個人輸入の医薬品」を求めるなど危険極まりない行為です。「皮炎霜」のような未承認医薬品の被害はいまだにあとを絶たず、かえって巧妙化しています。ご用心ください 第十条 民間療法や健康食品、サプリメントなどは「予防医学」の分野で効果が期待できます。健康状態を不健康にしないためのもので「病気を治す」ものではありません。「病気を治す」のは保険診療に代表される「治療医学」の分野です。「予防医学」と「治療医学」の明確は違いを認識し、悪徳業者の口車に乗らないでください |
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