◆BC63〜 |
ローマ皇帝アウグストゥス(Augustus/別称カエサル・オクタヴィアヌス)が湿疹や喘息・鼻炎で悩んだと伝えられアトピー性疾患と推定されている |
◆1800頃 |
江戸時代の文献に雁瘡という皮膚病が記載され、雁が去る頃に病状が悪化し雁が帰ってくる頃に病状が安定するとの事でアトピー性皮膚炎ではないかという研究もある |
◆1820 |
ヘブラーが皮膚の病気に関する大綱を発表 |
◆1892 |
ベニエー(Besnier)が乳児期湿疹に注目し詳細な記述を残す、後にベニエー痒疹と名付けられる |
◆1895 |
オリヴァーとシェファーが副腎エキスにより強い血圧上昇作用のあることを発見(アドレナリン) |
◆1923 |
コカ(Coca)が人類に特有に遺伝するアレルギーということでアトピーという概念を導入 |
◆1932 |
ロスト(Lost)アレルギーのないクリーンな部屋に入れると湿疹が治ることを報告 |
◆1933 |
サルツバーガー(Sulzberger、ザルツ…とドイツ読みにする事もある)がアトピー性皮膚炎(AtopicDermatitis/AD)の病名を命名 |
◆1936 |
ウインターシュタイナーとケルダンにより牛の副腎よりコルチゾンの抽出に成功 |
◆1937 |
ライヒシュタインによりコルチゾンの構造が解明される |
◆1947 |
コーク(Cooke)が内因性接触アレルギー説を発表 |
◆1949 |
タフト(Taft)がアトピー患者はゴミに過敏であることを報告 |
◆1950 |
この頃、アトピー性皮膚炎の病名がわが国に紹介 |
◆1951 |
ティッシュらにとってコルチゾンの合成に成功 |
◆1952 |
ザルツバーガー(Sulzberger)がステロイド軟膏を開発 |
◆1953 |
Rウッドワードによって天然ステロイドの全合成がなる |
◆1960 |
クーブス(Coombs)とゲル(Gell)がアレルギー反応の4タイプを提案 |
◆1964 |
花粉症が現れスギ花粉によるものとの説が有力となる |
◆1965 |
シャノン(Shanong)金属アレルギーに起因する仮性アトピーの発見 |
◆1967 |
石坂公成教授がIgEを発見、アレルギーの概念が確立される |
◆1962 |
新聞報道でアトピー性皮膚炎が初めて紹介される(朝日新聞) |
◆1969 |
昆虫学者スピークマスがアトピー性皮膚炎のダニ起因説を発表、宮本昭正医師もダニ起因説を述べる |
◆1972 |
スエーデンのヨハンソン(Johanson)アトピー患者のIgEの高数値を追求 |
◆1974 |
丹羽医師が土佐清水病院の前身、貝ノ川診療所を開設 |
◆1975 |
京都大学の太藤重夫教授と上原正己医師がアトピーは接触アレルギーではないかとの説を発表 |
◆1978 |
アサートン(Atherton)等が牛乳、卵と小児アトピーとの関連性を報告 |
◆1979 |
第一回国際アトピー性皮膚炎シンポジウム開催、ハニフィン(Hanifin)とライカ(Rajka)が診断基準を提示 |
◆1984 |
ロバーツ( R o b e r t s ) R A S T 反応( R a d i oAllergosorbent Test)を開発 |
◆1985 |
ミッチェル(Micher)と吉田彦太郎教授、ダニによるアレルギー起因を追認 |
◆1986 |
オランダのコーメン(Courmenn)が白血球の特定種にIgEの存在を発見 |
◆1987 |
国際皮膚科学会シンポジウムでアトピーが急増しているとの報告 |
◆1990 |
アメリカ皮膚科学アカデミー(AAD)がアトピー性皮膚炎の診断基準を発表 |
◆1995 |
大阪府にてアトピー性皮膚炎に関する総合的な調査を実施 |
◆1996 |
木村彰宏医師ほか小児科有志医師による兵庫食物アレルギー研究会が発足 |
◆1996 |
青木敏之医師ほか皮膚科有志医師によるアトピー性皮膚炎症例検討会が発足 |
◆1998 |
深谷元継医師ほか有志医師と主に建築関係者による名古屋アトピー環境研究会発足 |
◆1998 |
竹原和彦医師を委員長にアトピー性皮膚炎不適切治療健康被害実態調査委員会発足 |
◆1999 |
竹原医師ほか有志医師と記者によるアトピーメディア研究会発足。アトピー報道のありかたを研究 |
◆2000 |
厚生労働省がアトピー性皮膚炎標準治療ガイドライン作成 |
◆2001 |
日本皮膚科学会がアトピー性皮膚炎標準治療ガイドライン作成 |
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資料提供 |
日本アトピー協会 |
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