症状
◆「ハニフィン・ライカ」アトピー性皮膚炎の診断の目安
診断基準として多くの医師が「ハニフィン博士」と「ライカ博士」のつくった基準を目安としていますので参考までに掲示します。
医師によっては「アトピー性皮膚炎」というより「アトピー性皮膚症候群」と呼ぶべきかも知れないとの発言もあり、症状が複合的で多様性があり、また個人差もあり、この症候群的な症状がアトピー性皮膚炎治療の難しいところと云われています。
四大項目(このうち三つ以上が該当すること)
1.
かゆみをともなうこと
2.
典型的な皮膚症状と分布
3.
慢性、または慢性に繰り返す湿疹
4.
アトピーの家族歴と既往歴
二十三項目(さらにこのうち三つ以上が該当すること)
1.
乾燥性の肌
2.
さめ肌
3.
皮膚テストの陽性
4.
IgEが高いこと
5.
小さいころから湿疹が始まる
6.
とびひやヘルペスなどにかかりやすい
7.
手足に湿疹ができやすい
8.
乳首に湿疹が出る
9.
口唇炎が現れる
10.
結膜炎を何度も繰り返す
11.
目の下の皮膚にしわが多い
12.
角膜の黒目部分が突出
13.
白内障
14.
まぶたが黒ずむ
15.
顔色が悪い
16.
はたけが出来る
17.
首の前面にしわが多い
18.
汗をかくとかゆみが増す
19.
羊毛や油性のものに反応して湿疹などが出る
20.
毛穴が目立つ
21.
食べ物に反応して下痢をしたり湿疹が出る
22.
環境の変化や感情の起伏によって症状が影響を受ける
23.
皮膚をこするとあとからその部分が白くなる
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資料提供 日本アトピー協会