環境の要素
◆ホルムアルデヒドの感じ方基準
空気汚染物質の中でアレルギーの方々にいちばん影響の大きいのがホルムアルデヒドです。HCHOという単純な化学式で比重1.067で空気よりやや重い可燃性の気体です。病院でよく使われるホルマリンやフェノール樹脂の原料となり室内空気汚染物質とはいうものの年間百万トン以上が生産されています。この物質は合板や建材、接着剤など住まいを構成するあらゆる部門で使われています。ホルモアルデヒドは触れない、吸わない、そして遠ざけるために感覚的な基準で0.06ppmがどの程度の値なのかを知ってください。なお食品の中で干しシイタケに多く含まれていますが、これは調理すると消滅します。
◇過敏な人は臭いを感じる 0.05ppm
◇一般の似とでも臭いを感じる 0.08ppm
◇目への刺激を感じる 0.40ppm
◇のどがいがらっぽくなる 0.50ppm
◇鼻がつまるような刺激 2.60ppm
◇涙が出てくる 4.60ppm
◇強度の鼻水・涙 15.00ppm
◇咳き込む 20.00ppm
◇炎症がはじまり肺炎をおこす 31.00ppm
◇死にいたる量 104.00ppm
厚生労働省指針値の0.06ppmは敏感な人ではすでに臭いを感じています。この値が妥当かどうかの判断は専門家に委ねますが、諸外国でいちばん厳しい「規制値」はノルウエーの0.05ppmで緩やかなのはスペインとアメリカの0.40ppmです。規制値ですのでこれを超えると何らかの法的処置を受けるということで、日本の0.06ppmはノルウエーに次ぐとはいえ指針値(指導数値)で規制ではなく罰則も法的処置もうけないもの、その辺の違いがあることも知っておいてください。
◇ばい煙と砂塵
吸引要因で盲点は黄砂、春先に中国大陸からはるばる飛来する微細な砂塵です。西日本では春の「風物詩」ですが最近は東京でも黄色いベールを冠ったように視界が遮られニュースになっています。ミクロン単位ですがもともとは無機質な粒子ですがこれも窒素酸化物などと結合しアレルゲンになっています。黄砂が飛来すると喘息が出てくる方もいて、風物詩なんて呑気なことを云っておれなくなりました。マスク着用が有効です。また黄砂や花粉を室内に入れないハイメッシュ網戸も市販されていて有効です。
要事項◆赤ちゃんになって床上10センチに注意を向ける
乳幼児アトピーの場合はお母さんの目線でなく赤ちゃんの目線で物事を考えてください。
畳、じゅうたん、ワックスがけ、お布団。
赤ちゃんの場合はすべてが床上10センチです
ので影響力は大きくベッドなどで高さを調節し、また床の素材、お掃除の程度、ワックスの種類などに気を使ってください。
なおベビーカーで外出の場合は地上50センチを考慮してください。
砂埃や日光の照り返しなどは想像以上にきついと云われています。
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資料提供 日本アトピー協会