環境の要素 | ||||||||||
重要事項◆化粧品に関して | ||||||||||
アトピー性皮膚炎の患者さんである前に美にあこがれる女性のひとりですから、化粧を否定してはいけません。多くの化粧品の中からご自身にあったものを選んでください。とくに「アトピー用という表示」は法律上できませんので選ぶときに迷います。アトピーにいいと云う触れ込みであまり高価なものは避けたほうが賢明です。 なお医師の診察を受ける際は化粧を落としておいてください。 ◆新しく化粧品を使ったり変えるときは必ずパッチテストをしてください ◇先ずサンプルをもらう. ◇ガーゼつきの伴創膏(バンドエイドなど)にサンプルを少量含ませて上腕部内側に貼ってください ◇48時間(二日間)、経過を見てください。それまでにヒリヒリ感や熱っぽくなった場合はパッチを外してください ◇丘疹や水泡が出ている場合は必ず専門医に診てもらってください。その化粧品は使えません ◇48時間変化がなければ安心ですが念のためもう一度貼りなおして72時間(三日間)の経過もみてください ◇パッチテストで反応がなければその化粧品はつかえます ◇化粧品に限らずシャンプーやリンスにも応用してください ◇食物アレルギーはパッチテストでも見分けられます。この場合は1時間の経過で大体のことはわかります ◇いちど選定した化粧品はしばしは変更しないように、この件ではメーカーにもお願いします |
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金属アレルゲン | ||||||||||
アトピー性皮膚炎の方にはアクセサリーは避けてもらいたいもの。ピアスもしない方がいいようです。金属アレルギーの多くは「クロムめっき」と「ニッケルめっき」のもので金銀など貴金属になるほど影響は少なくなります。金属ではありませんが皮革製品はナメシ工程の残留薬剤が影響します。 腕時計の皮バンドにアレルギー反応がおこるケースもあります。金属アレルギーで見過ごされがちなのが歯科分野での金属補填材です。クラウンやブリッジに保健診療が適用される「アマルガム」の場合はアレルギーとなる場合があるようです。 |
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