環境の要素 | ||||||||||
◆助剤の種類とその作用 | ||||||||||
洗うための主剤の働きを補い洗いやすくするために酵素を加えたり、またお湯でなく水にも主剤が溶けやすく拡散させるために「薬品」を加えます。さらに洗ったあとの風合いや見栄えの良さを保つために柔軟材や漂白剤などの「薬剤」を加えます。 なくても良いものが多く洗剤やシャンプーとしての「商品価値」を高めるためにだけ入れているものもあって、そのために皮膚などに影響を与える危険性をはらんでいます。また助剤ではありませんが香料や着色料なども多くは化学物質で特に香料は皮膚だけでなく鼻粘膜の影響を与えます。助剤という名の不必要な「添加物」に注意を払ってください。 |
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助剤 | ||||||||||
■水軟化剤(ゼオライト) ゼオライトはアルミノけい酸塩という細かい砂のような物質で硬水を軟水にするために使われますが日本の水はもともと軟水ですから不必要。従来はリン酸塩類が使われ富栄養化を招くとされたのでケイ酸塩類にとって替わりました。 直径1ミクロン(1ミリメートルの千分の1)の微細なものですから乾燥すればどんな隙間にも入り込み、空気中に拡散すると呼吸器を害する可能性があります。河川に流れ込むとセメントのように固まった水底では魚は住み着くことも産卵することもできなくなります。 ■アルカリ剤(炭酸塩、けい酸塩) 強アルカリ性で洗浄補助剤として使用されています。腐食防止剤や湿気防止剤として兼用で使用されることもあります。皮膚や、また特に眼の粘膜に直接触れると眼にダメージを与えることもあり危険です。 ■蛍光増白剤 蛍光剤は発ガン物質です。「食品衛生法」では食品はもちろん、食器、紙コップ、台所用ふきん、紙ナプキン、包装材料などに使用が禁止されています。また「薬事法」では生理用品、紙おむつ、ちり紙、トイレットペーパーなどに、「日本薬局方」ではガーゼ、包帯、脱脂綿、マスクへの使用は認められていません。 さらに文具ではノート、便せん、封筒などへの使用がJIS規格では規制されています。危険性があるからです。洗濯によって肌着やシャツに付着した蛍光剤は日光さらされて分解すると黄ばみ、洗濯後の蛍光剤は排水となって汚泥や生物に付着します。 ■酵素 酵素の働きを有効にするには40度以上のお湯に長い時間浸けておく必要があり、通常の洗濯方法で洗濯時間に酵素が働き洗浄力が増すことは考えられません。不必要に思えます。 |
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