環境の要素 | ||||||||||
◆接触要因=接触アレルゲン | ||||||||||
接触アレルギーは昔は「ウルシかぶれ」や「ヨダレかぶれ」「化粧品かぶれ」など「かぶれ」という表現が使われていました。接触要因はとくにアトピー性皮膚炎に顕著ですが寝具などは喘息の方に大きな影響を与えます。 | ||||||||||
繊維製品 | ||||||||||
着るものからの影響はやはり肌着が多く、アパレル関係(肌着以外の衣服)からの影響は通気性や保温性以外は少ないようです。ただ素材面で着ている過程でできる繊維屑などが吸引アレルゲンとなる場合もありますので肌着と同様に気をつけてください。一般的に綿と絹が無難とされていますが絹アレルギーもあり、さらにオーガニックコットンの場合も糸につむぐときや織物に織るとき必ず機械を通します。機械に通りやすくしたり、機械自体を動かすために紡績助剤という薬剤や油を使います。機械を通る場合は必ず繊維製品を汚します。繊維製品は織られた後は消費者の手に届くまで一度も「洗わず」従って紡績助剤や機械油が付着したままです。また草木染めが必ずしも安全でなく自然物でも化学変化します。草にかぶれることもあり自然イコール安全ということではなくなってきました。 | ||||||||||
◆新しい肌着を着るときは次の点を注意してください ◇縫い目が擦れることはないか、できれば縫い目は外側にあるものを選んでください ◇織りネームや洗濯表示、品質表示は切り取ってください ◇着る前に必ず一度洗ってください ◇染めの色が濃いほど染色安定剤を多く含んでいます ◇白地の場合は漂白剤の有無を確認し、漂白剤を含んでいないものを 選んでください |
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残留洗剤 | ||||||||||
着るものからの影響で注意しなければいけないのは残留洗剤です。これは意外に盲点となっていて気にする方が少ないようです。 「真っ白に仕上がる」「気持ちよく汚れが落ちる」の裏側に隠された少し厄介な物質の影響が無視できません。その厄介な物質とは合成洗剤です。台所洗剤やシャンプーなどの合成洗剤は「石けん」に比べて洗浄力が優れ、暮らしに欠かすことのできない便利なものとなっています。 その反面、伝えられていない危険性も数多くあり使用量が莫大なことから使う人自体だけでなく環境への影響も大きく、その辺のところを知っていただき使用には慎重になってください。合成洗剤は「界面活性剤」と「助剤」で構成されています。 |
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